これからの日本の住宅事情を予測してみます。
①人口が減る、②世帯数が減る、③空家が増える。つまり住宅が過剰になり、買い手市場に間違いなくなってきます。

住宅価格は下がり、今までは手が出なかった物件まで対象になってきます。
では郊外の戸建て住宅と都心部のマンションとでは、今後はどちらを買うのがよいのでしょうか?
今の状況ではなくて、今後の10~20年後を予測して客観的に分析してみましょう。
「郊外の一戸建て住宅の今後のリスク」現在の30~40歳代の持ち家志向は低下傾向にあり、その中でも郊外の一戸建て住宅の購買意欲は大幅に低下しています。
利便性低下のリスクとして、公共施設や民間商業施設の減少、電車・バスなどの交通機関の廃線などが予測されます。
そのため車が必需品になりますが、その経費負担が重荷になると同時に、80歳を超えても事故なく乗れるかの身体的心配もありますね。
また、家を売却するときの解体・撤去費用の上昇も顕著になってきています。
認知症や要介護で施設に入居して、今の持ち家を売ろうとしても買い手は見つからず、それでも固定資産税は払い続けなければなりません。
このようなことから今後の日本では、郊外の一戸建て住宅を所有することは、「負の遺産」と言っても過言ではないでしょう。

「都心部のマンションの可能性」現在の住宅人気度と比較して、唯一、人気が落ちないと思われるのは駅近くの都心型マンションです。
「地方は限界集落、都市は限界マンション」というように、都市部でも利便性の悪いマンションは今後は厳しい環境になってきます。
駅まで歩いて行ける距離にあり、車を所有する必要がなく、生活における利便性が落ちる可能性が低いのが駅近くの都心型マンションです。
親とは別居し、夫婦二人に子供は1人か2人の家族には一戸建て住宅は必要でなく、利便性の高いマンションのほうが魅力的になってきますね。

政府の政策により、新築マンションの建築は減少し、中古マンションのリノベーションを促進する政策が予測されます。
もし買うとしたら、築15~20年ぐらいのリノベーションされた駅近くのマンションがお薦めですね。

20年前ぐらいから建築されたマンションは、建築基準も高く設定され耐久年数も50~60年と言われています。ドメイン 価格 比較
たとえ中古マンションであっても、築年数と定期的にきちんとメンテナンスされているかを確認した上で購買してください。